子育てをしていると、自分の子どもとはいえ、どのように接すれば良いのか、どのような距離感を保つべきなのか、迷うことがあるのではないでしょうか。
そこで、今回は、親と子どもの関係性や距離感について勉強してみたのでご紹介します。
前提として理解しておくべきこと
まず、子どもと接するうえで、前提として理解しておくべきことがあります。
勉強を例にして考えてみると、勉強は子どもが自分でするしかなく、親が子どもに代わることはできません。
そのため、例えばテストの点数や通知表の成績等、勉強の結果は、もちろん子どもに及び、その責任も子どもが引き受けるしかありません。
上記のように、いくら親と言えども、親が、子どもの最終的な結果や責任を負うことができないということを理解することが必要です。
また、親だからといって、子ども自身の課題に、ズケズケと土足で踏み込んでいくことは、子どもとの関係性を損なうことにつながります。
それでは、どうすれば良いのか
上記のとおり、親が、子どもの課題に踏み込みすぎることは良くありません。
それではどのような距離感で子どもの課題に向き合えば良いのか。
それは、子どもからの援助の依頼があった時に、できる範囲で援助をすることです。
もし、親が子どもの課題に踏み込みすぎて、その結果失敗をした場合、子どもは親に責任転嫁をすることがあります。
親からすると「子どものために言っている」ということでも、それは、一見子どもへの愛情のように見えて、子どもを支配していることになるそうです。
子どもがどんな人生を生きるかは、子ども自身が決める必要があり、仮に、親と子どもで目標が一致しなかった場合は、子どもの人生であるのだから、子どもの目標を優先すべきとのことでした。
援助のやり方
それでは、子どもから依頼があった時、親はどのように援助すれば良いのか。
上記の勉強の例であれば、「何のために勉強するのか」という目標を、親から子どもに話すことで、子どもを援助することができるそうです。
子どもが親の考えを受け入れるかどうかまで、親がコントロールすることはできませんが、話をすることで、子どもの判断を援助してあげるのが良いとのことでした。
まとめ
まとめてみると
- 親は子どもの課題に踏み込んではいけない(そもそも人の課題は、他人には解決できない)ことを、まず理解することが大事。
- 上記の前提を理解していないと、子どもとの距離感を見誤ってしまう。
- 上記の前提を踏まえたうえで、子どもが支援を求めてきたら、支援をしてあげる。
いかがでしたでしょうか。
やはり親子は、上下関係ではなく、対等な関係を築いていくことが重要だと感じました。
今回は、「子どもをのばすアドラーの言葉 子育ての勇気」を読んで学んだことを紹介させていただきました。
何か気になることやお悩み等あれば、コメントいただければ嬉しいです。